マデイラ島から…

大変ご無沙汰しております。
コラム、忘れていたわけではないのですが、従来のSNSやTwitterなど、パラパラやっていましたら文章を長く書くこのコラムがどんどん後回しになってしまい、あっという間に2022年から2023年に変わってしまい…気がつけばＧＷ前です。

日本入国の条件も緩和され外国人観光客で溢れかえっている各都市ですが、4月中旬にブランディーズが来日しました。
その様子を簡単にお伝えします。
4月11日（火）に東京に到着したのはブランディーズのコマーシャル＆マーケティングディレクターのネルソンです。
今回は韓国に寄る前に、日本に多くの時間を割いてくれました。
東京で社員向けセミナーを行った後、九州へ移動しました。
九州は南蛮貿易があったおかげでポルトガルの受け入れ土壌がすごくあるように感じていました。それをなんとかマデイラに結び付けたいし、本国の人にも知ってもらいたい、と思い今回は九州エリアでプロモーションを行った次第です。

今回は九州ツアー

鹿児島でクラブマデイラのヴァンダンジュさんを訪問。
チーズ（特にエポワスが最高の熟成度合い！）とヴェルデーリョの相性を体感し、至福の時を過ごしました。チーズとマデイラの相性は細かく見ていくと本当に面白いです。熟成が長くコクがでているチーズ（コンテなど）はブアルもオススメです。
その後、博多へ移動します。
博多では「ざぜんまんじゅう」（今川焼とか大判焼きとかのこと）を販売しているいとうカフェさんにお邪魔しました。
ここではざぜんまんじゅうｘマデイラワインという和スイーツにマデイラを合わせて楽しむことができます。
オススメは「ハカタ」で、中身はあんこｘクリームチーズ！
ほのかにスパイスが効いていてこれがブアル5年とよく合うんです。
また、この「ハカタ」に入っている「あんこクリチ」を添えたソフトクリームにマデイラをかけて食べるのも新発見の美味しさです。

角打ち文化

いとうカフェさんの後は、博多のマデイララバーズなら知らない人はいない中村ぶどう酒店さんでのイベント。
来日に合わせて特別にとても希少なテランテス飲み比べを数量限定で行っており、そこに挨拶へ伺いました。
中村ご夫妻はマデイラ愛にあふれており、かなりの酒類のマデイラを扱っているほか、角打ちでマデイラワインが気軽に飲める素敵なお店です。
お客様との交流もでき、和気あいあいとした雰囲気でした。
その後は木庭酒店さんにお邪魔し、大人気本場の角打ちとは！を紹介。
ネルソンはその活気に驚いた様子でした。

マデイラ、長崎デビュー

翌日は長崎へ日帰りです。
ヒルトン長崎さんでマデイラワインセミナー＆試飲会を実施。長崎でマデイラワインのこういったイベントを行うのは初めてのことで、いわばマデイラワインのデビュー記念日でした。
当日は、マデイラとよくあう、と言われるカステラも用意し、セミナーでマデイラワインとは何ぞや？から試飲をしていただき、実際にカステラとの相性も体験して頂きました。
長崎の皆さんの反応はとてもよく「今日仕事を休んで来た甲斐があった」というお言葉もいただきました。我々もホッとしました。

その後は駆け足で、博多から京都へ移動。京都でもクラブマデイラの長楽館さんとアニーホールバーさんを訪問。
それぞれのお店で、ブランディーズを取り扱っていることと、オーセンティックバーやレストラン以外でマデイラワインが広がっているということをネルソンに知ってもらいました。

今回、自分で日程を組んでおいてなんですが、かなり移動が多くハードスケジュールだったと思います。
ですが、その疲れ以上に得たものが大きかったように思います。
日本のマデイラワイン市場は、日本の食文化の多様性とマデイラの懐の深さがうまく交わっていて、改めて色々な可能性を含んでいると思いました。
本当にマデイラワインってすごいお酒です。
皆さんも、固定観念を捨てて色々な食材とマデイラを合わせてみてください。
あなたのお気に入りの組み合わせが見つかりますように！