Column コラム

マデイラワインの辛口タイプ

2022.1.31

辛口=ドライ

さて今日は最後のタイプ「辛口タイプ」についてお話ししたいと思います。
「辛口タイプ」ということですから、ワインに含まれる「糖」が少ない、ということは想像ができますよね。
で、その感覚で口にすると「ん?甘いぞ?」となります。
ハイ、マデイラワインの辛口タイプは、甘さがあるのです。
通常ティンタネグラの辛口タイプ、あるいは、白ブドウのセルシアルでもいいのですが、その辛口=ドライのカテゴリーは、マデイラワインでは自然由来の糖の甘さを感じるのです。
私はマデイラワインから入った人なので、シェリーのフィノを初めて飲んだ時に飲み慣れないせいか「からっ!」とビックリしました。ですので、大抵マデイラから入る人はあまりいないので、初めて飲む方には「辛口とはいっても甘いんですよ」とお伝えするようにしています。

岩牡蠣とあわせてみて!

さてそれでも、白ワインなどと同じ感覚の「ドライ感」が欲しい時もありますよね。
その場合は、このバーベイト社のデルヴィーノがお勧め。
取り扱っているマデイラの中でも一番ドライタイプです。
ほんのわずかに甘さが舌に乗ってきますが、基本的には酸が力強いドライ感のあるマデイラです。これはティンタネグラ80%とセルシアル20%のブレンドです。
なんと、2017年の「ワインコンプレックス2017 ベストオイスターワイン」で岩牡蠣賞とベストオイスター賞のダブル受賞!
第二回のオイスターワインコンテスト2018年では「いわがき春香」賞、第三回のオイスターワインコンテスト2019でも「いわがき春香」賞を受賞。
濃厚な岩牡蠣の味わいに負けないボディを持ったワイン、ということで岩牡蠣との相性を高く評価されたマデイラワインなんですよ。
参考までに…
もっとドライなマデイラワインとしては、下の写真の緑のラベルの「Monte Seco(モンテセコ)」というものがあり、Extra Dryというカテゴリーになっています。
(これは現地で入手してきたもので、当社ではお取り扱いが無い商品です。)
デルヴィーノと飲み比べてみると、このモンテセコの方がよりシャープで液体も平たい印象がします。ドライマティーニを作るためのマデイラですからね。。。甘さを徹底的に排除したのでしょうね。

チョコともあわせてみて!

さて、ここでお知らせです。
いまオンラインショップ「ポントヴィーニョ」では、数量限定でチョコレートと楽しむセットが販売中。ミニボトルセットを購入いただいた方に、明治チョコレートの「オランジェット ビターチョコレート」が付いてくるそうです!(この下線部をぽちっとしてみてください!紹介ページに飛べます)
これは以前、このコラムでも実証実験を行っておりますが、その際に出した結論は「セルシアルと一番合う!」でした。
オランジェットも進化しているかもしれないので、今はどれと合うかな?
4種のタイプそれぞれとあわせて、検証するのも楽しいのでは?!
是非、この機会にお試しください!