Column コラム

世界を旅するワイン展 2021 リポート

2021.4.1

桜も満開を迎えました。皆さんお元気にお過ごしですか?
今年もお花見はちょっとお預け...私もテレビの画面を通してのお花見です。

さて、先日伊勢丹新宿店で「世界を旅するワイン展」が開催されました。
今回は販売ワインの無料試飲は無し、有料バーは手指消毒薬の設置、フェイスシールド・マスク着用、毎日の検温など、お客様もスタッフも安心していただけるよう、感染防止対策を講じました。
自粛期間中とはいえども、この催事を楽しみにされていたお客様は多かったように思います。毎年のような通路が通れない!という状況はありませんでしたが、多くのお客様が真剣にワインを選ばれていました。やはり注目の日本ワインエリアが広かったですね。それから今年はフランチャコルタの有料試飲があったり…さすが、トレンドを抑えています!
無料試飲がなかったので具合の悪くなってしまうお客様は、今年はいなかったです。その分本当にじっくり見極めて商品を選ばれる方が多かったです。

さて、我々、マデイラエントラーダの今年の推しメニューは「ポート・マデイラ飲み比べセット」でした。お隣のブースがシェリーであることが多いので、私たちの取り扱いのポートも入れたら、「世界三大酒精強化ワイン制覇できる!」という意味を込めて。
なんと『ニーポート』のトゥニーポート20年と『バーベイト』のマルヴァジア20年の飲み比べが2,200円でできるというお得なメニュー。
比べてみると…
『ニーポート』のトゥニーは割と酸がしっかりしていて、一般的に思い浮かべるようなポートと少し違う感じです。『バーベイト』も酸を大切にする作り手ですので、この甘口のマルヴァジアも酸の美しさを感じられます。でもやっぱりポートの方が甘みが感じられます。香りも異なりますし、比べることで色々わかることがありますね。
『ニーポート』のディルクはスティルワインでも素晴らしいワインを創り出していますが、『バーベイト』のリカルドとも仲良しで、二人は酒精強化ワインでも高い評価を受けています。2020年発刊の『ヴィニュロンエッセンシア』で「世界のトップ生産者24名」として二人とも紹介されているほどなんです!
余談ですが、ディルクはフランスで”自然派ワインの代名詞”とも言われるフィリップ・パカレとも交流があるんですよ。ディルクも自然のままに、という考えですし、リカルドもビオのティンタネグラを採用するなど、共鳴するところがあるのでしょうね。

その他、10年4種味わい飲み比べセットはいつものように、初めてのお客様や比べてみたことがない、というお客様にご好評でした。数年続けて出展していたので、今回は品種指名の単品で頼まれるお客様も増えてきました!(これは嬉しい出来事です!みなさん、わかって頼んでくださってるので(*^^*))
そのほかブランディーズのレインウォーターを使ったカクテル「マデイラスプラッシュ」も、会場を回って喉が渇いたから一杯飲みたい!というお客様からは大変好評でした。→作り方はコチラ
また、今年もマデイラ島のラムとジンもご好評でした!
ラムは今回バーベイトの樽でフィニッシュをかけた「ウィリアムヒントン マデイラカスクラム」をご提供。
柔らかいラムの甘みとコク、そして繊細さもある綺麗なラムです。
物販では補充が追い付かず、お買い漏れしてしまった方もいらっしゃいました。
(「買いたかったのに~」という方はコチラからどうぞ。)

「世界を旅するワイン展」で初めてマデイラを知ったという方は、ぜひ実店舗のマデイラエントラーダへいらしてください!
会場ではお伝えしきれなかったマデイラの魅力を店長佐藤がたくさん語ります!