Column コラム

佐藤のご飯⑤ 中華の香りにもマデイラ

2020.5.17

お家ご飯に幅広く合わせられるマデイラワイン
今回は豚ばら肉と大根に八角の香りを効かせて煮込みました。
中華料理では紹興酒を入れて煮込むのでしょうが、今回はブランディーズのブアル5年をたっぷり入れて煮込みました。
作り方は簡単!
大根は適当な大きさに切って5分くらい下茹でしておきます。
お家ご飯なので面取りなんかしなくて良いですよね。
豚バラも適当な大きさに切って、塩で下味をつけて表面をカリッと焼いておきます。
鍋に水、マデイラワイン、醤油、みりん、潰したニンニク、生姜スライス、唐辛子を入れて一度にたたせます。
焼いた豚ばら肉と大根、八角を入れて極弱火で1時間ほどコトコと煮込みます。
自然に冷まして冷蔵庫で一晩置いて表面に固まった脂を取り除き、もう一度20分ほど煮込めば完成です。
家にいて時間がある今だからこそ出来る料理ですが、失敗なく誰でも美味しく出来ますよ。

食べる時は煮卵も一緒にどうでしょうか。
半熟のゆで卵を作って、煮汁にしばらく漬けておけば良い色になります。
これに合わせるのは煮込みにも使ったブランディーズブアル5年です。
甘めのマデイラなら何を持ってきても美味しいと思いますが、料理も飲みも同じ物で行けるのも嬉しいです。
個人的には豚バラ肉よりも味が沁み込んだ大根とマデイラが最高に美味いですね。
スティルワインと合わせるなら、ポルトガルの北部ドーロの赤がお勧めです。
お手頃価格ですがしっかりした味わいのニーポート エトカルタ レッドはいかがでしょうか。

近年人気の餃子とシャンパーニュですが、餃子マデイラもなかなかの物です。
テレビでやっていた羽付き餃子を作りたくなって挑戦してみました。
結果は写真の通りでちょっと焼きすぎでしょうか?
これも家にいる時間が長いことの副産物ですね。
これに合わせるマデイラはバーベイトのセルシアル10年です。
お手頃なところならバーベイト デルヴィーノ5年等のドライタイプがお勧めです。
もちろんポルトガルのスパークリングワインも最高です。
ポルトガルスパークリングの最高峰ムルガニェイラやリーズナブルなフィタアズール アティチュード ブリュットをお勧めします。

ステイホームももう少し!
美味しいもの食べて楽しく過ごしましょう!