Column コラム

マデイラ王子・クリスが解説【セルシアル10年】

2020.3.26

桜が綺麗な見ごろを迎えますね。
でも今週末、東京は「外出自粛」の要請が出ています。皆さんもご存知のように世界中でコロナウィルスの影響があり、ポルトガルにも緊急事態宣言が出されました。
自治州のマデイラ島も例外ではありません。
やはり外出は自粛なので、通常のオフィスワークをすることができない中、色々なSNSで情報を発信しているようです。
そんな中、日本では「マデイラ王子」と呼ばれ親しまれているブランディーズのクリスが『セルシアル10年』を解説している動画がありましたのでご紹介します!クリスの動画はこちら

何を話しているかというと…
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セルシアルは主要な白品種のうちのひとつで、辛口タイプのワインをつくります。
セルシアルのブドウはとてもユニークで、島の中でも極限のエリアで栽培されています。
南側の産地は映像を撮影しているところ、ジャルディン・ダ・セラで標高700mのところにあります。背丈の低いブドウの木なので土壌からの熱を最大限に受けて収穫できる糖度になるまでブドウが熟せるように工夫して植えられています。
北側の産地は主に2か所、海の近くでポルトモニスとセイシャルというエリアです。
このエリアのブドウを食べてみると塩味を感じるという人もいるようですが、それはこの収穫場所が海の近くということに関連しているかもしれません。
ワイン自体は、明るい琥珀色で、残糖は47-48g/ℓ。酸は7g/ℓ。
香ばしいナッティな香り、ハチミツのニュアンスもあります。また、エキゾチックな木の香りもします。
酸の心地よいドライな口当たり。少し冷やして飲むのがオススメ。14℃くらい。
シンプルにローストしたアーモンドと合わせたり、SUSHI、SASHIMI、生牡蠣とも相性がいいです。食後なら熟成したハードチーズ(チェダーなど)と合わせるのもオススメ。
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意訳ではありますが、ざっとこんな感じです。
ストレートで飲むなら、少し温度を低くして飲むのがオススメです。
そして、チーズとも相性がいい、と言っていましたね。
セルシアルは塩気のあるものと相性がいいので、チェダーやパルミジャーノなどハードチーズ系を合わせてみましょう。生ハムやサラミなどと合わせても美味しいですよ。
今年のSAKURAアワードで、GOLDを受賞していて、評価の高いワインです。

そして、マーケティングマネージャーのネルソンは自宅のバルコニーからマデイラを使ったカクテルを紹介しています。せっかくなのでこちらものぞいてみましょう。ネルソンの動画はこちら
Madeira Soulの作り方

《用意するもの》
マデイラワイン ミディアムドライ 
レインウォーターをオススメしますが、ヴェルデーリョもオススメ!
オレンジ
レモン
トニックウォーター

唐辛子

《作り方》
グラスに氷を入れて冷やしておきます。
マデイラワインを入れます。
オレンジとレモンは1,2枚スライスしたものを入れて、あとは果汁を絞ります。
分量は好みで調整!
トニックウォーターを注ぎます。
最後にピメンタ=唐辛子を入れて完成!
爽やかでピリッとスパイシーなカクテルだそうです。
…なかなかワイルドですね笑。でも私たちも簡単にマネできそう!
※写真はクラブマデイラ会員の埼玉「Bar Wisteria」店主清野さんとネルソンです

マデイラ島の人たちも一足早く巣籠生活に入っていますが今のところ大きな混乱は起きていないようです。今週末は、東京の方々は不要不急の外出は避けなくてはなりませんが、逆を言えばお家でゆっくりくつろぐ時間ができる訳です。
マデイラワインは抜栓しても常温でそのまま保管でき、ワインが劣化しないので、何日でも持ちますよ。巣籠のお供にいかがですか?少しだけ明るい気持ちになれるかもしれませんね(^^)