Column コラム

マデイラ島のジン「ジンカニングス」ジンフェスに現る。

2019.6.13

6月8日、9日は「ジンフェスティバル東京2019」が天王洲アイルにて開催され、2日間で約9000名ものお客様にご来場いただいたそうです。
そこに当社で取り扱いを開始した、マデイラ島のジン「ジンカニングス」を出展!
200銘柄以上あるジンのうちの一つとして、皆さんに試飲して頂きました。
当社はポルトガルやフランス、ニュージーランドなどのワインを取り扱う輸入商社なのですが、
いつものワインの試飲会とは全く違う雰囲気で、特に若い年齢層のお客様からはジンラブ♥の熱気が
とても伝わってきて、私たちもハードながらも楽しい2日間となりました。
その様子を今日はお伝えします。

入場は無料でしたが、試飲にはチケットが必要で、5枚つづり+特別展示会場パスがついた1000円のチケットを購入。入って右側にはDJブースがあり、その横から海外からの輸入ジンがずらっとならべられていました。会場左側には日本のクラフトジンのブースで、日本ならではのボタニカルを使った繊細な味わいのジンなどが並んでいました。
また、トニックウォーターの会社のスタンドが2か所あり、ボトルツリーから気に入ったジンを持って、スタンドへ持って行くと500円でジントニックを作ってもらえました。

さて、ジンカニングスもどーんとボトルを並べ皆様をお出迎え。
マデイラをご存知のお客様はまっすぐブースに来ていただいて「え!マデイラワインだけじゃないの?」と驚かれた様子で試飲。中には、「マデイラ、行ったことがあります」という方もいらっしゃってしばしマデイラ談義で盛り上がるなど、和気あいあいとした時間でした。

ジンカニングスはボタニカルが5種類のみ。
昨今のクラフトジンでは十何種類というボタニカルを使用したり、香りに特徴があるジンが多く、また傾向としてドライな味わいが多かったように思いますが、このジンカニングスは全て真逆と言っていいほど。
使用しているボタニカルの種類も少なめ、味わいも香りもほのかな甘みを感じます。周りに流されずまじめに独自のジンを追及しています。

そのボタニカルは
①ジュニパーベリー 
②マデイラ島の特産である「パッションフルーツ」 
③ピタンガ(スリナムチェリー)
④ペニーロイヤルミント 
⑤マデイラ島を覆っている月桂樹の木(世界遺産に登録されています)に付着するキノコの一種「マードレロウロ」※これがポイント!マデイラ独自!

とジュニパーベリー以外、マデイラ島で手に入るものを使用。

ジンカニングスを作る「CNA社」はとても小さな蒸留所で、丁寧にボタニカルを漬け込み、年季の入った蒸留器で蒸留し、1本1本ボトリングした後、おばちゃんたちがラベルをぺたぺた貼っていきます。ですからどうしても生産できる量に限りが出てしまいます。
その代わり、マデイラのいいところと愛情をぎゅーっと込めているのです。
ちなみに、当主のフィリップは気さくでとてもお茶目。彼の人柄がでているかのよう笑。
(ジンフェスでの紹介ページはこちら。)

味わいとしては、とても優しく柔らかいジンです。
ほのかな甘みを感じた後、味の広がりが出てきます。
余韻が長く、とてもバランスの取れたジンです。
特にジンが好きな方からは「これはずっと飲んでいても飲み飽きないいいジンだね」と大好評でした。
また、トニックウォーターを入れると爽やかな印象に変わり、柑橘系のようなフレッシュさのニュアンスが出てきて、暑い夏にぴったり。

4月から販売を開始したばかりなので、まだまだ皆さんには知られていないかもしれません。
・・・ああ、知らないなんて、もったいない!
みんなにこのおいしさを知ってもらいたい!
さあ、あなたもこの夏「ジンカニングスでジントニック」を楽しんでみませんか?
ポントヴィーニョで購入可能です。是非!