Column コラム

『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』

2019.4.18

フリーランスライターの馬田草織さんの新刊、『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』が発売になりました。
ポルトガルを旅し、その土地で出会った美味しい食についてのエッセイです。
もしポルトガルへ行かれたことがある方が読んだら、きっと「そうそうそうそう!」とか「おお~。」とか声に出したり、うんうん頷きながらページをめくっていくことでしょう。また、馬田さんはお嬢さんと旅されていて、リスボンだけではなく地方へも訪れ、地元の人とのふれあいなど、ほっこりする場面もたくさん描かれています。読んでいて本当に旅をしたくなる1冊です。

さて、この馬田さん、実はマデイラ島へも足を延ばされており、2018年の11月ですが我々と合流されました。
この時は、私たちよりも1日早く島へ入っておられる予定だったのですが、アクシデントが続き…(続きはエッセイでその様子が書かれています)その時の情景が浮かんできて、私にとってはマデイラの章が一番臨場感のある章になっています笑。
馬田さんは、島の取材という事で、合流したり別行動だったり、という時があったのですが、出来上がった本を読んでみると、あの別行動の時間に、高感度抜群の「おいしいものセンサー」と取材力を駆使して、次々にマデイラ島の美味しいものを見つけていかれたんだな、と分かりました。
というのも、何度も島へ訪れている私でも知らない料理がやっぱりあるのです。しかもものすごく美味しそう!
さすがフードライターさん…。
次回訪問する時にはこの本を持って行かねば!と思いました。

もうひとつ、この本には美しい写真がたくさん掲載されています。景色や雑貨、街の人々など、「ポルトガルの毎日」が収められていて、パラパラめくるだけで旅気分に浸れます。
(あのバーベイト社のカンテイロの写真もあります!)
ポルトガル好きの方、書店で見かけたら是非お手に取ってみてくださいね。
馬田さんのインタビューはこちら

【書籍名】ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅
【著者】馬田草織(ばだ・さおり)
【判型】四六判 【ページ数】224頁
【定価】1,500円+税
【発売日】2019年4月15日
【出版】産業編集センター